こんにちは。ここ花訪問看護ステーションの酒井です。
今年は暖冬で、雪が降らなくていいなぁ…なんて思っていたら、結構積もりましたね。
重い雪だったので筋肉痛です。
インフルエンザとともに、コロナ感染症も多くなっています。皆様大丈夫ですか?
風邪もひきやすくなっていますので、手洗いやうがいをして予防をしましょう。 1月28日熱海は花がいっぱい
ミカンのおいしい季節となりましたね。温州ミカンやいよかん、ポンカン、不知火などいろんな種類のミカンが並んでいます。今日は、このミカンなどの柑橘類と風邪についてお話します。
ミカンは風邪の予防になる、そんな話を聞いたことがあります。調べてみた所、ミカンにはビタミンCが多く含まれています。風邪を引いた時にも必要なビタミンCですが、風邪をひく前に摂ることで、さらに効果を発揮します。白血球を活性化させるので、免疫機能が向上し、体に入ってくる異物を排除する力がパワーアップするのです。といっても、一気に何個も食べても、ビタミンCは水溶性なのでおしっこになって出てしまい意味がありません。一気にたくさん食べるのではなく、毎日食べるのが良いそうです。
では、風邪をひいたときに症状を和らげてくれる効果はあるのでしょうか。ミカンを含む柑橘類は、残念ながら体を冷やしてしまうのです。風邪の時は暖かくしているのが常識です。なぜでしょう。体が冷えると、病原菌と戦う白血球の力が減少してしまうのです。せっかく外側をポカポカさせているのに、ミカンで身体の中を冷やしてしまっては何にもなりません。冷たいものは体力を消耗します。
また、熱が出ている時、身体は自ら発熱してウィルスと戦っているので、せっかく発熱しているものを冷やしてしまうと、病原菌を追い出す力が低下してしまいます!
そして、ミカンは思いのほか消化がよくない食べ物で胃に負担がかかってしまうのです。
薬などで、胃に負担をかけている状態の上にさらに負担をかけてしまうことになります。
風邪で一番いけないのは、体力の消耗です。
特効薬がない風邪は、自分の身体が持っている力でウィルスと戦うしかないのです。ですから体力の消耗は一番避けなければならないこと。
体を冷やしたり、消化の悪いもので身体が余計なエネルギーを使うことは極力避けなければなりません。
風邪の時に、うどんやお粥など消化の良い食べ物を摂るのはこの理由ですね。
ただ、身体を冷やしてはいけないとはいうものの、あまりに体温があがりすぎて、高熱になったり、脱水症状を起こしては危険です。
水分はとても大切ですし、何よりミカンはビタミンCがたっぷり取れる食べ物です。風邪はすべての粘膜が弱ります。ビタミンは、体内でコラーゲンを精製し、粘膜を強化することができるのです。
ですから、食べてはいけないとする反面、取ってもかまわないという考えもあります!
では、風邪の時にミカンを効果的に食べるにはどうすればいいでしょうか?
ビタミンは、水で洗ったり、加熱したりすることによって損失しやすい栄養素です。
それらのことを考えると、ミカンは水で洗わなくても、加熱しなくてもそのまま生で食べられる貴重なビタミン源ということになります。
では、風邪の時、どのようにしてミカンを摂ればいいのでしょう。
冷たいまま食べると体を冷やしてしまうのなら、温めて食べるのが効果的です!
でも加熱によってビタミンが壊れるのでは?ということになりますが、ミカンは皮ごと焼くことで、皮がビタミンの流出を守ってくれ、おまけに糖度もアップして甘さが増します。
よく洗い、トースターやグリルなどで焼くだけ。皮ごと四つに割ってから、水で湿らせたクッキングペーパーで包んでレンジで1分チンするだけでもできます!
ミカンの皮は、ビタミンPを含んでいます。ビタミンPとは、フラボノイドという名で知られていますが、最大の効能は、ビタミンCを吸収しやすくサポートすること!
ですから、ビタミンCのサプリには、いっしょに含まれていることが多いそうです。
このビタミンPは、ミカンの中の薄い袋や白い筋の部分にも含まれています。そう考えると、ミカンは本体とサポートがいっしょになっているすごい果物ということになりますね。
せっかくミカンを食べてビタミンCを摂取しても、その栄養をぶち壊してしまうものを取り込んでは、台無しです。ビタミンCを崩するもの、その筆頭にあげられるのが、タバコです。タバコを吸うと、多量の有害物質が体内に入ります。その有害物質と戦うために、大量の活性酸素が発生するのです。ビタミンCは、その活性酸素を排除するために失われるのです。
そしてお酒もまた、同じようにアルコールを分解する際に、ビタミンCを失わせます。
お酒を飲む前、または飲んだあとに、ミカンやジュースなどで、ビタミンを補充しておくのがいいですね。
我が家の愛猫に起きた奇跡♥
めったに見られません。